海外研修も半ばを過ぎました。
サンフランシスコの最先端企業訪問に始まり、翌日はSLAKで活躍されている研究者の方々とのディスカッションを経てロサンゼルスへ移動。この日からホームステイとなり、不安と期待が半々であった生徒たちでしたが、3日目の朝は元気な顔でシトラス大学に集合してくれました。午前中の語学研修兼プレゼン指導に頭を悩ませながらも、午後のエリアツアーや博物館見学、そして英語の実地研修としてのショッピングと、非常に充実した活動を送っている生徒たちに、頼もしさを感じる毎日です。
テレビをつけると、バーニー・サンダースの話題に続いて日本のニュースが流れます。もちろん、COVID-19に関してです。感染者が増加している状況、それに対する政府や医療施設の対応などが説明されます。オリンピック開催への懸念が、IOCや他国から寄せられている、と言われる事もあります。
ですが、日本のニュース、ワイドショーのように、タレントや他分野の専門家の方々が、根拠も示さずに感想や思いつきを話す光景は、そこにはありません。
大学や街を歩いていても、私たちに奇異な目が寄せられる事はありません。排他的な言葉が浴びせられる事も、距離を取られる事もありません。初対面のスタッフからは必ず握手を求められます。ホストファミリーの方々は、生徒たちをハグして大学へと送り出してくれます。小銭の判別に自信の無い生徒が手持ちのコインを示すと、レジのお兄さんが正確に選び取ってくれもします。
私たちは、非常に恵まれた環境で研修を行えていると確信しています。
